洗顔料の界面活性剤の主な種類と特徴

界面活性剤は水と油のような本来混ざり合わない性質のものの境目(界面)に作用して馴染ませる働きが基本です。
そんな基本的な働きを元に使用される目的によって違いがあり、その種類はとても多くあります。

 

例えば、化粧水・乳液・クリームなどの化粧品に配合される界面活性剤は水と油を混ざりやすくするための乳化剤としての働きがありますが、洗顔料やクレンジング、洗剤などに使用される界面活性剤は汚れに対してくっつきはがす役割の洗浄成分として配合されています。

 

よく間違えやすいのが、界面活性剤は良くないというイメージがありますが、洗浄成分として使用されている合成界面活性剤が、この肌への影響があると言われています。
洗顔料のほとんどにはこの合成界面活性剤が使用されています。天然、植物、石油由来など技術の進歩によって様々な合成界面活性剤が開発されています。
こちらでは何千種類と言われる界面活性剤の中から洗顔料に使用されることが多い界面活性剤の種類と特徴についてお伝えします。

 

洗顔料の界面活性剤の主な種類

洗顔料に含まれる界面活性剤は天然の界面活性剤(石けん素地で作られた純石けんなど)以外の化学的に変化、処理されたものを合成界面活性剤と呼びます。

 

石油系合成界面活性剤

石油系合成界面活性剤と呼ばれる合成界面活性剤は主にラウリル酸〜・スルホン酸〜・○○酸ナトリウム・アンモニウムなどが含まれる名称が当てはまります。

 

例えばラウリル硫酸ナトリウム・ラウリル硫酸アンモニウム・ラウレス硫酸ナトリウム・ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリルスルホン酸ナトリウム・キシレンスルホン酸ナトリウム・スルホン酸ナトリウムなどは石油系合成界面活性剤に含まれます。他にもTEAと書かれている場合もあります。

 

石油といっても原料には植物原料(ラウリン酸はヤシ油)を還元剤に入れて作る植物由来の界面活性剤もコストが抑えられることなどから増えています。
洗顔料だけでなく、ボディソープやシャンプーなどでも成分表を見てみると記載されていることが多いです。

 

植物由来の合成界面活性剤

最近、見かけるようになったのが植物由来の合成界面活性剤です。
これは植物原料を用いて合成された界面活性剤で、植物と石油の両方を使用しているというのが特徴で、界面活性剤の油との馴染みやすさに関わる親油基と水とのなじみやすさに関わる親水基の二つのうちの親油基に植物由来の脂肪酸を用いて作られるEO付加界面活性剤と呼ばれます。

 

植物由来界面活性剤というのは肌に優しいというイメージがありますが、元をたどると合成界面活性剤で石油由来でもあるということがわかります。

 

肌に優しい合成界面活性剤はあるの?

合成界面活性剤の特徴は原料よりも性質と構造によって肌への影響も変わります。
例えば、陽イオン界面活性剤や陰イオン界面活性剤と呼ばれる種類は水に溶けた時に電離してイオンになるイオン性界面活性剤に含まれますが、このイオンは肌表面の弱酸性(陽イオン)と肌内部の弱アルカリ性(陰イオン)の二つのイオンによって出来る電気の膜を通って浸透してしまい、肌への刺激が強くなる傾向にあると言われています。

 

逆に非イオン性界面活性剤は文字通りイオンを持たない性質があり、肌への刺激が陽イオン界面活性剤や陰イオン界面活性剤と比べて穏やかであるというように考えられています。

 

洗顔料やクレンジング剤などに使用されている界面活性剤はこの非イオン性界面活性剤が使用されていることが多いです。

 

非イオン性界面活性剤の主な種類

EO付加型
  • 高級アルコールタイプ(ステアレス-20・オクチルドデセス-25・ステアリルアルコール・セタノーなど)
  • 油脂タイプ(オレイン酸PEG-6ソルビタンなど)
  • 脂肪酸タイプ(ラウリン酸PEG-20グリセル・オレイン酸PEG-20グリセルなど)
アルカノールアミド型

コカミドDEAやコカミドMEA、ラウラミドMIPAなど

 

多価アルコールエステル型

ラウリン酸ソルビタン・アルキルグルコシド・プロピレングリコース脂肪酸エステル・ステアリン酸ソルビタンなど

 

 

合成界面活性剤は洗顔料やクレンジング剤を作る上では無くてはならない添加物でもあります。
もちろん肌への負担を考えると使いたくないと考える方もいるかと思いますが、製品の安定性や機能性がとても安定していることなど、私達が当たり前に使えている点を支えている存在でもあります。

 

洗顔料を選ぶ時にはどんな界面活性剤はが使用されているのかをチェックして特徴を踏まえて使い方を考えることが肌への負担を減らせる付き合い方といえるのではないでしょうか?


 

全成分表示の見方

いざ自分が使っている洗顔料にどんな界面活性剤が配合されていて、どれくらいの量が含まれているのかをチェックしようと思っても商品裏などに記載されている栓成分表示の見方がわからないと判断しづらいですよね。

 

全成分表示の見る時のポイントは含有量の多い順に記載されている(1%以下は順不同)という点です。
例えば洗顔料だと水や基剤成分、洗浄成分(界面活性剤)、保湿成分、添加物などが配合量が多い順に記載されています。

 

最初の方は基剤成分ですが、その後(4〜5番目くらい)からどんな成分が含まれているのかをチェックすることで、○○成分配合!と言っているけど、実は全然含有量が少ないといったこともあるので、全表示がチェック出来る時は購入前に見てみるのがおすすめです。

 

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